X-Face は扱えるようになったけど,肝心の X-Face が うまく作れな〜い,と お悩みのアナタ(笑)。 参考までに私の X-Face の作り方を紹介しますです。
以前公開していた,「スナフキンのできるまで」もあります。
あるとよさげなツール群。The Gimp とか でもいいんでしょうが,ちょっと大釶ですよね。
以前は「ImageMagick で Blur」というのがキホンだと思っていたのですが, 最近の ImageMagick は default 値で Blur するとかなりイマイチです。注意。 小さめの値を指定して Blur してください。
んでは,実際に手順を追って いってみましょー。
デジカメ写真とか,scanner とりこみとか,まあなんでも。 自分の顔にしない場合は web とかから漁るのも可かも (著作権ちゅうい)。
実は今回使った写真はすっげー眠そうで感じ悪いですが,
どうせ X-Face に落とすまでに
その辺の微妙な表情は残らない (残さない(笑)) ので,気にしないことに
します。
X-Face は一般に 48x48 なので,それに合うように リサイズします。まず,画のうちで X-Face にしたい部分が 48x48 に収まるように ImageMagick の display で resize を選び,「80%」などと入力。 タテヨコ比が保存されるように,必ずパーセンテージで指定します。 で,一旦 保存して,今度は xv で 48x48 に crop します。
最終的に X-Face は 2値 (モノクロ) にする必要があるわけですが, とりあえず xv で GrayScale に落とします。で,ImageMagick で Blur を かけて,さきほどの縮小のプロセスで出たギャザを潰しておきます。
いよいよ 2値 に落とします。Xv の color editor で Dim/Brite を使って明るさを変えてみながら,「B/W Ditherd」で 保存してみましょう。
かなりノイズが乗ってショックですが,まあ しょうがないので 諦めます。「輪郭と目鼻の位置だけ残ればいい」くらいの気持ちでやりましょう。 うまく顔の構造が残り,不要な部分が残らないように明るさを調節するのが コツです。
ここからは bitmap (X11 に標準でついてくる XBM エディタ) で処理します。 ポチポチ根気よく行きましょう。不要な背景は「Filled Rectangle」を効率よく 使って消してやります。陰になっている部分も一旦消して 同じ範囲をパターンで埋めてやります。この例で言うと頬ですね。
ここで眉と口のラインも描き足してみました。オリジナル画像である カラー写真を見ながら描きましょう。
首の部分の陰も同じようにしてパターンで埋めます。 あと,メガネのラインが消えてしまっているので,元の写真を見ながら 描き足してやります。口のラインも 1dot だけ修正したのが分かるでしょうか?
メガネを見てもらえれば分かりますが,実際には存在している線の全てを 描く必要は全くありません。bitmap のメニューの「Edit」→「Image」で オリジナルサイズ表示を出して,それで確認しながらやりましょう。 要は原寸で綺麗に見えればよく,拡大すると汚なくても全然かまわないのです。
で,私は この辺で「つ邑」マークを入れます。左下のがそうです。
頬と首の陰のうち,比較的明るい部分を sparse なパターンで 埋めなおしてみました。 この例の場合は以前のパターンから dot を間引いただけです。 あとは表情が生きるように目を少しいじって終了です。いじりすぎると 顔が変わって誰だか分からなくなるので注意しましょう(笑)。
なかなか上手くできたと思いますが,どうでしょうか? 個人的には写真よりも こっちのほうが普段の顔に近いように思うのですが。
以前公開していた,「スナフキンのできるまで」。