Mew

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[Mew LOGO] install などの基本的なことは、簡単なので書いてません。
PGP に関しては、内部向けの内容ですが PGP の使いかた を どうぞ。Mew にも触れてます。

[!] しばらく Mew を起動していませんので、ここの情報は かなり 古くなっている 可能性があります。信用しないでください。;-)



Mew とは?

Emacsen 上で動作する MUA。MIME および PGP の扱いに長けています。 奈良先端 から Mew および IM を取ってきましょう。他に Perl 5.004 以降も必要です。


Scan.sbr

Mew では、Perl の subroutine を自分で書くことによって、 scan (imls) の format を制御することができます。

私の Scan.sbr (ワケあって公開中止) です。 policy は、

これで快適。

結局、自分で書くのが一番ですね。:-)


生JIS Subject!

Mew は、いわゆる「生JIS」で書かれた subject を表示しません。 これは昔からの Mew の policy であり、それはそれでいいのですが、 最近の Mew では送信時の check によって ESC (^[) を draft から削るようになったため、表示だけでなく 生JIS な Subject を持つ mail への返信すらもママならなくなってしまいました。

そういう policy は悪くないですが、user を抱えている立場としては そうも言っていられないので、当研究室の Mew は message mode で 生JIS Subject を 日本語として表示できるように してあります。Mew は message を user に見せる buffer と、 内部で message を保持しておく buffer が 同一なので、このことで返信の際の不都合もなくなります。

ちなみに これらの buffer が同一であることが嬉しいと思ったのは、 これが初めてです。:-p


Text/X-Rot13-47 を読む

elips ML では、ときたま 以下のような Text/X-Rot13-47 という Content-Type を含んだ mail が流れてきます。

嘯喀營 Grkg/K-Ebg13-47 囑嚠侑
嘯喞囮啌喞�啣喙噐嗷俎 (^^;

これは 文字化けしてるのでも何でもなくて、 Caesar Rot13 を Mule 用に拡張したもの (?:要は 2byte 文字も変換するってことなんですが) で encode されているのです。
( う~ん、<pre> で括らないと Mozilla では html 全体が 化けてしまった...。バカなんだから <META> タグ信じろよ > Mozilla )

で、Gnus だと標準で rot13 decode の key が割当てられている(!) ようなのですが、Mew では このままでは読めません。 それで 簡単に読めるように してみました。 といっても decode routine は借り物ですので、 apel に含まれる mule-caesar.el が必要です。

因みに私は mew-summary-mode-map の "r" mew-message-redist が鬱陶しい (理由は こちらのコメント内 (^^;) ので、 "R" を mew-message-redist にして、 代わりにこの rot13 en/decode を "r" にしてます。

頑張れば 「Content-Type: Text/X-Rot13-47 を見つけたら自動で decode する」 こともできるでしょうが、それやっちゃうとホント rot13 の意味がなくなるので やめときます。(面倒なだけともいう)

[!] 最近の Mew には Text/X-Rot13-47 を C-cC-eで decode できるようになる contrib が含まれているようですが、私は

などの理由で、その contrib は使ってません。


Smiley を bitmap で表示する

Gnus は XEmacs では 「:-)」 などの smiley (顔文字) を bitmap で表示することができますが、Mew でも簡単にこれを流用できます。 ついでなので、bitmap-mule package を入手して、非XEmacs な Emacs/Mule でも 表示しちゃいましょう。

設定例です。 Gnus の smiley.el を使う場合 default の設定では、 「(^^;)」などは「;)」の部分が認識されてしまって 「ウインク」になってしまいますが、 smiley-nosey-regexp-alist の方を使うと結構うまくいきます。

で、このように設定したときの screen shot (XEmacs (PNG:15KB) / Mule2.3 (PNG:14KB)) です。 メールの内容は 気にしてはいけません。(^^;

[!] X-Faceinline 表示 もそうですが、 このようなことを行った mail に 返信すると、draft に bitmap character が 混じってしまいますので注意してください。 X-Face に関しては、Mew のほうで ad-hoc に逃げたみたいですが...。 やっぱり 1段構えの message buffer はイヤだ...。


Mail 内の URL から browser を起動する

Gnus に含まれる browse-url.el を使って、 Mew の mail 内に含まれている URL 記述から HTML-UA を起動する 方法が、かなり前に fj で紹介されていたので書いときます。

なお、私は Lynx 使いなのでそういう設定になってます。 違うかたは、ご自分で書きかえてください。(^^

Mew の mail で URL が highlight 表示されているときに Mouse の 2button で つつくと Lynx が起動します。


Summary buffer で refile先 を表示する

mew-auto-refile は (遅いながら) 便利ですが、 やはり 思いどおりに refile 先が指定されているか不安です。 そこで、Mew-dist ML で NEC の水戸さんが紹介されていた、 Summary buffer に refile 先を表示する方法を紹介します。

とりあえず この file を load することで、 refile先 表示が可能になります。 説明は省略。(^^; (私が作ったのではないので、あまり よく分かっていない...)

screen shot: (PNG:12KB)


auto-refile のムダを省く

auto-refile の結果は、上のようにすることで見られるようになりました。 でも auto-refile 中に、 XEmacs の場合はいちいち X-Face を decode しますし、 また bbdb などが mew-message-hook にひっかかってると鬱陶しいですね。 で、おまじないです。;-)

(defadvice mew-summary-auto-refile
  (around TT:toggle-verbose-decode activate)
  (let ((mew-use-highlight-x-face nil)
	(mew-message-hook nil))
    ad-do-it))

最近の Mew であれば、こういうのもあったほうがいいでしょう。

(defadvice mew-summary-mark-refile
  (around TT:toggle-verbose-decode activate)
  (let ((mew-use-highlight-x-face nil)
	(mew-message-hook nil))
    ad-do-it))

これで、とりあえず mew-use-highlight-x-face と mew-message-hook を nil にした状態で auto-refile できます。ほかにも auto-refile 中だけ 変更したい変数があれば、let に追加すればいいでしょう。

[!] mew-use-highlight-x-face を default で nil にする patch が 1.93b27 で採用されましたので、これ以降では必要なくなりました。 でも mew-message-hook は nil にしたいので、 どっちみち defadvice せにゃあ。さすがに mew-message-hook を default で nil にするのはマズそうだし...。(^^;


MIME encode された MIME-Version: header を decode する?

現在の Mew では ほぼ全ての header が decode されるようになったので、 この項は破棄。


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邑 tsumura@kuis.kyoto-u.ac.jp